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ベイジアンネットによる映画宣伝支援システム の実験運用開始
2009年6月16日
松竹株式会社
株式会社KDDI研究所
松竹株式会社と株式会社KDDI研究所は、ターゲットユーザの反応を定量的にシミュレーションする映画宣伝支援システムを開発しました。このシステムは、KDDI研究所と独立行政法人産業技術総合研究所の共同研究の成果である『映画嗜好モデル』を応用したものです。
映画宣伝支援システムは、「どのようなタイプのユーザがどのような映画に対してどのような印象を持つか」という関係性を定式化した『映画嗜好モデル』を用いて、宣伝対象とする映画の情報から、ターゲットユーザ毎に「どの要素がユーザの鑑賞意欲を増加させるのか」という“訴求ポイント”を、効果の重要度に基づいて順位付けするシステムです。映画嗜好モデルは産総研とKDDI研究所との共同研究成果を応用して、ベイジアンネットと呼ばれる確率的手法を用いて、約80,000人分の映画アンケート調査データから構築しました。
従来の宣伝活動でも、アンケート調査を用いて、ポスターデザインやキャッチコピーを提示し、ユーザ属性毎の評価(鑑賞意欲)を知る試みを行っておりますが、マーケティング担当者の経験に依るところも大きく、客観性が課題でした。本システムは、ユーザ属性に応じた“訴求ポイント”を確率で表現することが可能になるため、統計データに基づいたターゲットに適した効果的なプロモーションの提案に繋がります。
2008年度よりテスト運用に取り組んでおりました、本システムの本格運用実験の第一弾作品として、2009年7月29日に「奇術師フーディーニ 妖しき幻想」を発売いたします。